在宅ケアサービス
特徴
一般社団法人横浜市都筑区医師会 在宅事業部門は、訪問看護ステーション、ヘルパーステーション、居宅介護支援、24時間在宅ケアステーション、看護小規模多機能型居宅介護の5つの事業所を運営しています。
同じフロアで仕事をする看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、介護職、ケアマネジャーは勿論のこと、ご利用者の主治医である医師会の先生方とも緊密な連携をとりながら、在宅で療養を続けている方々及び介護するご家族を支えています。

- 訪問看護ステーション
- 看護師が訪問して病状の観察や療養指導、医療機器の管理等を行います。また理学療法士などがリハビリの実施や指導を行います。

- ヘルパーステーション
- 介護福祉士などが介護に必要な方を訪問し、食事、排泄、入浴などの身体介護や日常生活の支援を行います。

- 居宅支援センター
- ケアマネジャーが本人や家族の状況に合わせて、在宅で生活ができるように、介護保険等を利用したケアプランを作成します。

- 24時間在宅ケアステーション
- 夜間に急に困ったときに緊急コールでオペレーターにつながり、ヘルパーが訪問します。

- ナーシングホーム
- デイサービス、訪問介護、訪問看護、泊まりと多様なサービスを一体的に提供し、医療依存度の高い利用者を支えます。
私たちのケアの理念

当在宅事業部門では、職種や部署を越えてケアの目的を共有するために、平成27年10月に「私たちのケアの理念」を作成しました。
この取り組みは、平成28年4月に予定していた看護小規模多機能型居宅介護施設の開設を控え、多くの新任職員を一斉に迎える必要があったことが背景にあります。同時期に複数の新任職員が入職するにあたり、既存の職員がOJTで指導役を担う場面が増えることが予想されました。その際、私たちがどのような思いを持ってサービスを提供しているのかを、あらためて言葉にして共有しておくことが大切だと考えたのです。
理念作成にあたっては、全職員に「日頃のケアで大切にしていること」や「組織として大切にしていると感じ、自分も共感していること」について、付箋1枚に1つの内容を記入し、3枚以上提出してもらいました。
集まった付箋は全部で190枚にのぼり、それらを全事業所の役職者10名で分類し、カテゴリーごとのつながりや意味合いを丁寧に検討しながら、全員の思いを反映した「私たちのケアの理念」が完成しました。
基本理念
- 障害や疾患を抱えた人々が、自己の尊厳を保ち安心して地域で生活できるよう医療・福祉の側面から支えます。
- 都筑区医師会に関わる全ての人々の幸せが実現できるよう、事業の発展を図ります。
- 公共的役割を担う法人として、地域医療・福祉の発展のために尽くします。
方針
運営方針
- 1. ご利用者・ご家族が、年齢や疾患、障害、医療依存度の程度などに関わらず、安心して在宅で過ごせるよう、質の高いサービスやチームケアの提供を目指します。
- 2. 人と人のつながりを大切にし、地域の医療や福祉の関係機関に信頼され、相互に高め合う事ができる事業所を目指します。
- 3. 全職員が向上心を持ち、仕事を通して自らも成長できる環境作りを目指します。
- 4. 職員の権利や収入が保障され、ライフスタイルに合わせ、安心して勤務が継続できる職場を目指します。
- 5. 地域に開かれた研修や実習を行い、医療・福祉の現場で活躍する人材の育成を目指します。
職員行動方針
- 1. 思いやりと感謝の心で、ご利用者・ご家族の気持に寄り添い、専門職としての責任を持って、惜しみなく支援するよう努めます。
- 2. 専門職としての自覚を持ち、常に知識や技術の習得に努めると共に、人として成長する姿勢を持ち続けます。
- 3. 職員同士助け合い、義務と責任を自覚して、明るく積極的に仕事をするよう努めます。
- 4. 職場内外の他職種の役割を理解・尊重し、ケアチームの一員として協調・連携に努めます。
- 5. 自己のライフワークバランス(生活と仕事の調和)を考え、仕事に対する姿勢を明確にし、業務に支障が無いよう、自己管理に努めます。
- 6. 法人の公共的役割を理解し、社会人として法規範を遵守すると共に、地域社会に貢献できるように努めます。
