在宅医療について

在宅医療とは、病気や障がいがあっても、ご自宅で安心して生活を続けられるように、医師や看護師などがご自宅に訪問して医療を行うことです。
「病院に行くのが大変になったとき」や「住み慣れた家で療養したいとき」に、地域の医療者がサポートします。

かかりつけ医を持つことの大切さ

在宅医療を安心して利用するためには、日頃からかかりつけ医を持つことがとても大切です。 普段の体調や病歴をよく知っている医師がいることで、いざというときに速やかに対応してもらえます。

訪問診療と往診の違い

在宅医療は、「訪問診療」と「往診」があります。

このように、訪問診療を軸に、必要に応じて往診を組み合わせることで、安心して在宅療養が続けられます。

通院と訪問診療の料金について

在宅医療も健康保険で受けられますが、通院に比べると費用は高くなります。
これは「在宅で医療を継続して受けるための管理料」などが加わるためです。「通院より高いけれど、安心して自宅で医療を受けられるための仕組み」とご理解ください。

• 自己負担は1～3割で、他の医療と同じです。
• 月ごとの定額の管理料に加え、診察や処置の費用がかかります。
• 高額になった場合は、高額療養費制度の対象になります。

ACP（アドバンス・ケア・プランニング）の考え方

医療や介護を受けるときに大切なのは、**「自分がどのように過ごしていきたいか」**を考えておくことです。これは「人生会議（ACP）」とも呼ばれます。

一人ひとりの希望や価値観は異なります。 在宅医療を選ぶことも、その大切な選択肢の一つです。 ご本人・ご家族・医療者やケアマネジャーと話し合いながら、納得できる過ごし方を考えていきましょう。

どんなことができるの？

治療については、病院と同じ医療が受けられるわけではありませんが、医師だけでない多職種の連携よりによるサポートが可能です。

どんな人に向いているの？

年齢にかかわらず、必要になったときには利用できます。

都筑区での在宅医療のシステム

訪問診療や訪問看護を探したいときは、担当ケアマネジャーや「都筑区在宅医療相談室」にご相談ください。
「都筑区在宅医療相談室」では、診療所や訪問看護ステーションを探すお手伝いをしております。

まとめ

在宅医療は、「病気があっても、住み慣れた家で、自分らしく暮らす」ための仕組みです。 そのためには、日頃からかかりつけ医を持ち、相談できる関係をつくっておくことが何より大切です。
困ったときは一人で抱え込まず、ぜひ地域ケアプラザ、担当ケアマネ、区役所、都筑区在宅医療相談室などにご相談ください。